一般内科
2025年12月29日

― チャンピックスを用いた保険診療による禁煙治療 ―
「そろそろやめたいと思っているけれど、自分の意思だけでは難しい」
禁煙は気合や根性の問題ではなく、“ニコチン依存症”という治療が必要な病気です。
当院では、保険診療による禁煙外来を開始しました。
内服薬 チャンピックス(バレニクリン) を使用し
12週間(約3か月) かけて無理なく禁煙を目指します。
ニコチンによる快感を弱め
離脱症状(イライラ・集中力低下)を軽くする
という作用をもつ禁煙補助薬です。
👉 喫煙を完全にやめてから飲む薬ではありません
飲み始めてから徐々に喫煙量が減り、自然と「吸わなくてよくなる」感覚が出てきます。
12週間(全5回)で 約20,000円前後
※診察料・薬代を含めた総額の目安です
※初回に多少高く、以降は徐々に軽くなります
たとえば
1日1箱(600円)
→ 1か月:約18,000円
→ 1年:約21万円
→ 10年:約210万円
禁煙外来の費用は、数か月分のタバコ代以下で済むことがほとんどです。
喫煙は以下の疾患リスクを明確に上昇させることが、数多くの大規模研究で示されています。
肺がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、膵がん など
肺がん死亡の約7割が喫煙に関連(Lancet, NEJM ほか)
心筋梗塞・狭心症・脳卒中
1日数本でもリスクは有意に上昇
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
喘息悪化、感染症増加
糖尿病悪化
骨粗鬆症
ED(勃起障害)
妊娠・胎児への影響
👉 禁煙後、心血管リスクは1〜2年で大きく低下することも分かっています。
「紙巻きはやめたけど、電子タバコなら大丈夫ですよね?」
これは正しくありません。
ニコチン依存は継続する
加熱による有害物質(ホルムアルデヒドなど)の発生
長期安全性はまだ確立されていない
近年の研究では、
血管内皮障害
炎症反応
呼吸器症状の増加
が報告されています。
👉 「完全禁煙」こそが、唯一エビデンスのある安全な選択です
禁煙は、
「意思の弱さ」ではなく
治療すべき依存症
です。
一人で悩まず、医療の力を使ってください。
当院では、責めず・急がせず・一緒に進む禁煙外来を行っています。
WEB予約もしくはお電話にてご予約を承っております。
HIYOSHINOMORI INTERNAL MEDICINE CLINIC