一般内科
2025年12月30日

「一般診療」と「発熱外来」の時間帯を分けて行っております。
5日以内の風邪症状がある場合、
「インフルエンザ陰性、コロナ陰性が他院にて証明されている方」
または
「薬局で購入されたインフルエンザおよびコロナ抗原キット陰性が証明されている方」
は一般診療時間で受診可能です。
発熱外来をご受診された場合、抗菌薬を希望される方がおります。
迅速院内採血にて抗菌薬が必要かどうかを確認してから抗菌薬を投与しており、
採血なしでは抗菌薬の投与は基本的には行っておりません。
風邪症状のほとんどはウイルス性といわれており、抗菌薬が必要のないことが多々見受けられます。
(インフルエンザウイルス、コロナウイルスは抗ウイルス薬が存在するため診断がつけば
抗ウイルス薬を投与致します)
ターゲットとする菌がいないにも関わらず抗菌薬を投与するとデメリットしかありません。
抗菌薬は、細菌感染症では命を救う大切な薬です。
一方で、必要のない場面で使うこと、長く使いすぎることには注意が必要です。
抗菌薬は「細菌」を殺す薬で、
かぜ・インフルエンザ・新型コロナウイルスなどのウイルス感染には効果がありません。
👉 効かない薬を飲むことで
・治るまでの期間は短くならない
・副作用だけを受ける可能性があります
抗菌薬を何度も使うことで、
**抗菌薬が効かない菌(耐性菌)**が体や社会に増えてしまいます。
👉 その結果
・本当に必要な時に薬が効かない
・入院や点滴治療が必要になる
・治療が難しくなる感染症が増える
これは個人だけでなく社会全体の問題です。
抗菌薬は「悪い菌」だけでなく、
体に必要な善玉菌まで一緒に減らしてしまいます。
👉 その結果
・下痢、腹痛、軟便
・便秘やお腹の張り
・免疫力の低下
・アレルギー悪化の可能性
特に小児・高齢者では影響が出やすいです。
抗菌薬には、以下のような副作用が起こることがあります。
・下痢、吐き気、腹痛
・発疹、かゆみ
・肝機能・腎機能への負担
・まれに重いアレルギー反応(アナフィラキシー)
👉 「安全な薬」に見えても、副作用ゼロではありません。
抗菌薬を安易に使うことで、
いざ重い感染症になったときに使える薬が減る可能性があります。
👉 これは
・本人の将来
・家族
・次の世代
にも影響する重要な問題です。
抗菌薬は
「必要なときに」「適切な種類を」「適切な期間」使うことが大切です。
✔ 細菌感染が疑われるとき
✔ 医師が必要と判断したとき
に使うことで、
抗菌薬は最大の効果と安全性を発揮します。
HIYOSHINOMORI INTERNAL MEDICINE CLINIC