東洋医学呼吸器内科
2026年10月31日

「喘息のお薬を使っているのに、なかなか咳が止まらない」
「雨の日や季節の変わり目に咳がひどくなる」
「ストレスがたまると咳が増える」
そんな経験はありませんか?
西洋医学では、喘息は気道に炎症が起こる病気と考え、吸入薬などで炎症を抑える治療を行います。
一方、東洋医学では、同じ咳でも、その人の体質や体の状態によって原因が違うと考えます。
① 湿気がたまるタイプ
雨の日や湿度の高い日に咳が出やすく、痰が多い、体が重だるいなどの特徴があります。
② 肺に熱がこもるタイプ
風邪や炎症などがきっかけで、激しい咳や黄色い痰、のどの渇きなどがみられます。
③ 肺が乾燥するタイプ
乾燥した季節に咳が出やすく、痰の少ない乾いた咳や、のどのイガイガが特徴です。
④ ストレスで気が滞るタイプ
緊張やストレスで「気」の巡りが悪くなり、咳が出やすくなると考えます。
漢方診療では、症状をお聞きするだけでなく、舌を見たり、お腹や脈に触れたりしながら、その方の体の状態を確認します。
同じ咳でも、体にたまった余分な水分を取り除く漢方、潤いを補う漢方、気の巡りを整える漢方など、選ぶお薬は人それぞれです。
当クリニックでは、西洋医学による喘息治療を基本に、必要に応じて漢方薬も取り入れています。
漢方薬はすべての方に必要というわけではありませんが、治療の選択肢を広げる一つの方法です。
漢方独特の味や香りが苦手な方もいらっしゃいますが、少しずつ慣れて飲めるようになる方もいます。
漢方にも少しずつ親しんでいただけたらうれしいです。
西洋医学と東洋医学、それぞれの良さを生かしながら、一人ひとりに合った治療で、つらい咳を少しでも楽にしていきたいと思っています。
HIYOSHINOMORI INTERNAL MEDICINE CLINIC