がんの治療は副作用がつらく、治療を断念せざるを得ない患者さんも多くいらっしゃいます。アメリカではもともと副作用のない治療法の一つとして高濃度ビタミンC療法が注目されてきました。
口からビタミンCを摂取しようとすると1000㎎から2000㎎程度が限界ですが、直接点滴で直接投与することにより10倍から50倍のビタミンCが体全体に効率よくいきわたることができます。
抗酸化作用を有することで、抗腫瘍効果、アンチエイジング効果があります。
肌の酸化を防ぐことで、しみやしわの改善を行い、コラーゲン再生作用によりふっくらとした肌にします。
喫煙はビタミンCを消費するため、おタバコをお吸いになる方にもおすすめです。
ビタミンCは過剰に摂取しても害はありません。
細胞の隅々までビタミンCで満たされたのちに溢れるように余ったビタミンCが尿から排泄されるため、過剰に体に残るということはありません。
<こんなお悩みの方におすすめ>
- 肌にうるおいを持たせたい方
- 美白効果
- シミの予防
- ニキビ、吹き出物
- 風邪症状の緩和に
- かゆみを伴う虫刺され
- 抗腫瘍効果
- 倦怠感がある方
<投与方法および投与間隔>
初回は12.5gから開始し、同日G6PD検査を行います。
G6PD欠損症の方が高濃度ビタミンC点滴の濃度を上げて投与していった際に、貧血発作を起こすことがあるからです。
最初は週2回程度から投与し、その後維持療法として月一回程度の投与をお勧めします。
12.5g: 20分程度
25g: 40~1時間
<料金>
G6PD検査(高濃度のビタミンCができるかどうかの検査:初回に必ず行います)5000円
高濃度ビタミンC注射 12.5g | |
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1回 6000円 | 5回 27500円(1回あたり5500円) |
高濃度ビタミンC注射 25g | |
1回 11000円 | 5回 50000円 (1回あたり10000円) |
高濃度ビタミンC注射 50g | |
1回 19000円 | 5回 90000円(1回あたり18000円) |
<点滴療法が受けられない方>
- ・未就学児
- ・妊娠中の方
- ・上記点滴メニューでアレルギーをお持ちの方
- ・心不全・致死的な不整脈・腎不全・透析中の方
- ・腹水、胸水がお体にたまってる方
<サプリメント>
点滴によりビタミンCが体中に満たされますが、その後排せつされてしまいます。
次の点滴までなるべく血中濃度の低下がないようビタミンCサプリメントを内服しているとより次の高濃度ビタミンC点滴投与時に血中濃度が上がりやすくなります。
当クリニックで取り扱いのサプリメントとの併用をお勧めします。